仮想通貨の領域ではビットコインが圧倒的な強さを誇っているわけですが、すでに一定以上の価格の仮想通貨では今から参入しても爆発的な利益を得るのはかなり難しいです。
ですから、もっと安いイニシャルコストで参入して新たな「億り人」になれるような仮想通貨を探して投資するトレーダーというのも非常に多くなっているのです。
そこで注目されるのが「草コイン」という存在です。ここでは草コインの開設と、どのような草コインに投資すべきかなどについて解説していくことにいたします。
そもそも草コインとは?
草コインというのはなんともぱっとしない名称ですが、この草というのはネット上の隠語で笑う(www)という意味が込められております。
言ってみれば「笑ってしまうほどダメなコイン」という意味が由来となっていると言われていますが、実際の草コインの定義としては「時価総額が極めて低いアルトコイン」のことを指しているのです。
とはいえ全く見込みのない仮想通貨という意味ではなく、これから「大化けする可能性のある通貨」という期待も込められてこう呼ばれているといえます。
草コインを選択する基準について
ビットコイン以外のアルトコインでも新しく市場に登場するものはすでに「1500以上」存在すると言われていますので、草コインで投資を行うにしても一定の選択眼というものを持ち合わせなくてはならないことがわかります。
まず基本的な選択基準を考えてみますと次のようなポイントがあげられます。
1) 売買手数料が安いこと
草コインはそれ自体の売買時の価格が安いことは重要ですが価格は先行き変動することが考えられますから、それよりもむしろ売買時の手数料が安いことが重要になります。
ここでいう手数料の基本は売買手数料となりますが、送金にかかる手数料が高くないというのも重要になります。
結局のところ仮想通貨はその物自体の価格もさることながら周辺的な手数料が本質的な利益に非常に影響することをはじめから考えておく必要があるのです。
2)決済・流通サービスとしての利便性の高さ
仮想通貨は多くの市場参加者が投機的な取引で価格が短期間に大きく上昇することを期待しがちですが、やはり通貨ですから基本的な決済機能やサービスとしての利用・流通機能が高まることが非常に重要になるのです。
ビットコインをはじめとする一部の通貨は決済機能を発揮し始めていますが、まだその利用レベルはかなり低く、実需の決済需要も相当低いものがあります。
国を超えた国際的な決済等にも利用できる将来性のあるものに投資していくのが基本的な考え方になるといえるのです。
3)セキュリティの高さ
草コイン投資で十分に気をつけなくてはならないのはセキュリティの高さの問題です。
基本的に仮想通貨はそれ自体にセキュリティの問題が生じることは実はほとんどないのですが、それを上場して取り扱う取引所のセキュリティに問題がある場合にはハッキングから大量の盗難にあってしまうといった不幸な事態が起きることもありうるのです。
とくに大量盗難などが発生しますと価格が大きく下落し仮想通貨自体の価値にも影響を与えることになりますから、相当注意が必要となるのは言うまでもありません。
どの取引所で扱っているのかを事前にチェックすることも大切な判断要素となるのです。
4)市場価格の推移
草コインと呼ばれる新しいアルトコインですからもともと価格が高いことは期待できないわけですが、それでも上場後の価格がどのように推移して今日に至っているのかについてはしっかり知る必要があります。
国内で有名歌手を広告塔にしてICOを行った仮想通貨がありましたが、結局何のためにICOしたのかもよくわからず価格は上場後どんどん下がり、今では殆どただ同然で元に戻る気配すらないものがあります。
これなどはまさに投資してはダメな草コインの典型であり、投資すること自体意味のないものとなってしまっているのです。草コインといえども上場から直近に至るまでの価格推移はしっかり分析することで選択判断の材料にすべきなのです。
草コイン投資をするメリット・デメリットについて
草コインを対象として仮想通貨投資を行う場合には「メリット」「デメリット」が存在することになります。
まず価格の大幅な上昇ということでいいますとビットコインがここから大きく上昇するとしてももはや100倍や500倍といった価格到達するのはかなり難しくなります。
しかし、超低価格の草コインであればこうした爆発的な価格上昇を期待することもできることになるのです。
もちろん一定量を購入しませんとグロスの利益を稼ぐことはできませんが、それでも限られた投資資金で大きな収益を得られる可能性が広がることになるのです。
全体としては少ない投資資金で大きなリターンを狙うことが可能となりますし、分散投資を行うことで複数の銘柄への投資を実現することもできるのです。
ただその一方で非常にリスクが高まるのは早い段階で投資を見極めることから先に行ってまったく価値が上がらない、あるいは価値が殆どなくなるといった思わぬリスクに直面することもありえるわけです。
元本すら確保できないとなると・・大きなデメリットになる危険性を常に抱えていることはあらかじめ理解しておく必要があります。
メジャーなアルトコインでも十分価格上のリスクを抱えているわけですから、まるで目立たない草コインへの投資は通常の仮想通貨投資よりもはるかにリスクが高いということは投資をする前段階でしっかり認識し、覚悟の上で投資を始める必要があります。
さらに草コインは流動性の問題を抱えるケースが大きくなりますので、たとえ価格が大きく上昇したとしても思うように売ることができないといった通常のメジャーな仮想通貨ではありえない問題に直面する危険性もあることは認識しなくてはなりません。
草コインの売買ならバイナンスを選択すべき
草コインの購入はほかのアルトコイン同様仮想通貨取引所で行うことができます。
しかし国内の取引所はビットコインをはじめ有名なコインのみを取り扱っているおとから売買はできないのが現状で、海外の取引所を利用することが必須となります。
現在ではいくつかの有名取引所が草コインを上昇し取引できるようになっています。
その中でももっともお勧めの存在となっているのが「バイナンス」です。
バイナンスは2017年7月に中国で誕生したかなり新しい取引所です。しかし現在は本拠地をマルタに移転しておりさらにフィンテックとの連携をはかりながら拡大を目指す取引所となっています。
たった2年弱あまりの営業実績でありながら、すでに登録者は600万人を超えており、世界でも有数の取引所へと成長しています。
取引通貨数も世界最大で既に100を超える仮想通貨を扱っていますしICOの案件も積極的に取り込む取引所として有名な存在になっています。
バイナンスは多様な仮想通貨を扱っていることもありすべての取引に対して手数料が非常に安く、また専用のアプリも用意されていて取引はきわめてやりやすい環境が整備されています。
また多くの仮想通貨の「ハードフォーク」に対する対応力も高いことから、利益機会をしっかり掴むことのできる取引所として評価が高まっています。
したがって草コインの取引を開始するならば、まずこうした安心できる取引所に口座を開設することから始めるのが重要となるのです。
バイナンスで取引できる通貨は非常に多様で、儲かるものもあればそうでないものもありますが、選択肢が多いということはそれだけ利益機会があると認識することが重要です。
まとめとして
仮想通貨にはすでにメジャーな通貨が多く出回っています。しかし限られた資金で大きなリターンを目指すのであればここからは草コインに注目することが重要になります。
ただ草コインもすでに1500以上の銘柄が出回っていますから、どう選別して利益のでるものに投資するかが腕の見せ所となります。
こうした草コインは国内ではほとんど売買ができませんが、海外の仮想通貨取引所を利用すれば簡単にそれを実現することができるようになります。
現状ではいくつかの海外の仮想通貨取引所が非常に目立つ存在となっていますが、その中でもバイナンスは日本人投資家の人気も高く利用しやすいアプリも登場していますので、もっともお勧めの取引所ということができます。
草コインの投資で成功するならしっかりとした取引所を選ぶところから始めるのが肝要となるのです。