仮想通貨FXのレバレッジは最大何倍までかけられるのか?

仮想通貨FXが仮想通貨の現物取引と大きく違うのは、証拠金にレバレッジをかけて有効活用することができる点です。

一般的にこのカタチの取引は、仮想通貨のみならず「株式」「FX」「CFD」「ETF」など、かなり広範な金融商品分野に及んでおり、世界的に見てもポピュラーな手法ということができます。

これまで仮想通貨は現物で購入しても価格の変動率が高かったことから、なかなかレバレッジをかけて取引するのには向かない時期が長く続きました。

しかし直近ではかなり相場も落ち着いてきていることから、レバレッジをかけた取引でも十分に機能する様になってきているのです。

ここではそんな「仮想通貨FXのレバレッジ」についてご紹介していくことにします。

 

現物取引とは?

「現物取引」はあらゆる金融商品に存在するもっとも単純な取引法です。

現金を用意して必要な量の株なり為替なり商品といったものを購入していくやり方で、購入時よりもその商品の価格が大幅に下落する様なことがあっても、売却さえしなければ含み損は実損にはならずに済む方法です。

ただ、損切りも行わず長期間にわたっていわゆる「塩漬け」という形で保有しても、投資資金の効率は完全に損なわれることになってしまい、事業として投資を考えた場合には最悪の手法になりかねないという大きな問題もはらんでいます。

 

レバレッジ取引とは?

「レバレッジ取引」は一般的には「証拠金取引」とも呼ばれるものです。

取引業者や証券会社との間での相対契約や信用取引契約により、その業者が提供するレバレッジを利用して預託した証拠金で実際の金額よりもさらに大きな取引を行うことを言います。

このレバレッジに関しては各国の金融監督部門があらかじめ認めた倍率まで利用が認められることになっていますが、商品によっては国の規制が大きく異なるものもあります。

 

他の金融商品のレバレッジ

実際に個別の金融商品ごとに、どのぐらいのレバレッジがかけられるのかについてみていくことにします。

・株式

株式の場合、証券会社からお金を借りることにより、手持ち資金以上の金額で株の売買を行うことができる仕組みがあります。これを「信用取引」と呼んでいます。

ただし証券会社から資金を借りるためには、担保が必要となり委託保証金という形で一体額の現金を預託することが必要になります。

この場合国内では預入額の「3.3倍」が取引の上限ということになります。

また現物で保有している株式も「預託保証金」の代わりとして利用することもできます。ただしこの場合には、株価の時価よりも評価額は低く、ほぼ8割程度での信用取引が可能となります。

この場合、売買した株が預け入れた預託保証金よりも大きな含み損をもった時には、さらに「追証・追加証拠金」を差し入れなくてはならなくなるリスクが発生することになります。

この取引には「強制ロスカット」といったような取引する個人を守ってくれる仕組みはありませんから、損切りもすべて個人の投資家の判断ということになります。

株といえども信用取引にはそれなりの売買リスクがつきまとうことがわかります。

 

・CFD

株式の信用取引と似たような形態をとるのが「CFD取引」です。

CFDとは「Contract For Difference」の略号で、株や債券などの現物受け渡しをせずに売買における差額だけを決済する取引のことをいいます。

日本語では「差金決済取引」などとも呼ばれるものです。英国などでは株式に現物取引よりも「CFD取引」のほうが人気が高いぐらいで、世界的にはかなりポピュラーな取引法となっているのです。

対象商品としては株の指数取引、個別株、金、銀をはじめとする商品、原油などかなり多岐にわたっています。

国内では株式CFDは最大5倍のレバレッジ、株価指数CFDは10倍、商品CFDは20倍、債券CFDは50倍までのレバレッジを利用が可能になっています。

 

・FX

実はFXは上述のCFDの為替を商品とした取引だけ取り出したもので、仕組みはCFDと全く変わりません。ただ取引額が非常に大きいことからあえてCFDとわけて独立した市場と取引を形成しています。

〇国内FX

FXのうち、国内に本拠地をもって金融庁からの免許を取得している業者で取引をすることが「国内FX取引」と呼ばれるものになります。この場合取引で得られた利益や損失に対して税金面で一定の便宜が図られているのが大きな特徴です。

税率は「20.315%」の「申告分離課税」が適用になり、ほかのデリバティブ取引(CFD等)との損益通算も可能になるなど、それなりの利用者メリットが設定されています。

その一方でレバレッジについては国内では個人投資家は「最大25倍」が上限となっており、それ以上のレバレッジ取引を行うことはできなくなっています。

〇海外FX

一方、国内に拠点を置かずにネット上だけで売買ができる海外業者を利用して取引をすることも可能です。

こうした業者は一般的に「海外FX」などと呼ばれるようになっていますが、基本的に取引に違法性はなく、自由に売買が可能です。

ただし2018年8月から「ESMA・ 欧州証券市場監督局」がEU圏を本拠地とする業者に対して、欧州に居住する人間だけを対象とした取引をするように制限を加えたことから、キプロスなどを本拠地とする業者では日本人の取引ができなくなる動きも出ています。

そのため「セーシェル」や「セントグレナディン」など、全く異なる地域を本拠地とした業者が日本人投資家の取引できる海外業者となっています。

こうした業者は日本や欧州の金融監督部門からの規制を全く受けないことから、「888倍」「1000倍」といった、大きなレバレッジを利用したFX取引を可能としているのが特徴となっています。

但し、こうした海外業者を利用して取引した結果の利益は国内業者のような税制上の優遇が一切されず「総合課税」になるというデメリットも抱えることになります。

 

国内の仮想通貨業者と海外仮想通貨業者のレバレッジの違い

「仮想通貨FX」は既存の法定通貨同士を組み合わせたFX取引の延長線上で考えられる取引であることから黎明期の場合、多くの海外FX業者が仮想通貨FX取引にも乗り出すこととなりました。

今では仮想通貨の数も非常に多岐にわたるようになったことから、専門の仮想通貨FX業者が取引の主流となっています。

一方国内では「仮想通貨交換業者」は金融庁の登録が必要となったことから、既存のFX事業者でも専門の法人を新たに設立しFXとは別の法人が販売所、取引所、仮想通貨FXを提供しているのが現状です。

欧州圏の仮想通貨FX業者は2018年8月の「ESMA規制」により個人としては最大2倍のレバレッジまでしか利用できなくなっています。

しかし、それ以外の国を本拠地としている海外仮想通貨FX業者はこうした規制の対象外であり「100倍」や「200倍」といった「ハイレバレッジ」を提供し続けています。

また国内業者は5倍や10倍といったレバレッジを提供しているところがありますが、業界団体である仮想通貨交換業協会が金融庁の指導を受けて「最大4倍」のレバレッジに統一する動きを進めております。

移行期間中ということがあって、GMOコインだけが最大10倍のレバレッジを提供しているものの、他社はすべて4倍にそろえる動きを見せています。

・具体的な証拠金比較をしてみると・・

上記の表のようにレバレッジによって必要となる証拠金は全く異なります。

たとえば10万円の売買可能証拠金がある場合、国内の仮想通貨FX業者で取引するならビットコインは1BTCだけになりますが、200倍の海外仮想通貨FX業者で取引すれば200BTCの売買が可能になるのです。

もちろんリアルな取引には価格の変動幅分の余剰の証拠金が必要になりますから、全額投資してしまうというのはあり得ません。

しかし、10万円分の投資ができる環境で1BTCが40万円から44万円になれば1BTCでは4万円の儲けになりますが、200BTC分保有していれば800万円の利益が転がり込んでくるということになるのです。

つまりトレンドが出ている方向、利益を出せる方向に向けてハイレバレッジでポジションを持つことができれば、本当に数時間で莫大な利益を確保することも夢ではないのです。

 

ハイレバレッジとゼロカットシステムはセットで考えるべき

「利用者保護」という視点で見たときに仮想通貨FXにレバレッジ規制が適用になるというのは間違った判断ではないといえます。

しかし少ない原資を大きく増やして短期間で急激に利益を確保したいと願う個人投資家にとっては、残念ながら非常に投資妙味の低い取引になってしまうのもまた事実です。

国内FX市場は一昔前まで400倍や500倍といったレバレッジの取引ができた時代があり、当時は個人投資家でもかなりの人数が短期間でいわゆる「億り人」になるといった華やかな時代もありました。

しかし、足元の25倍というレバレッジになってからはそうした短時間で大きな利益を確保できる個人投資家を輩出する市場ではなくなってしまいました。

今動きがかなり穏やかになってしまった仮想通貨の世界も同様で、ハイレバレッジを使えばまだ仮想通貨の世界でも「億り人」になれるチャンスが残っています。

しかし、国内業者の最大4倍を利用した仮想通貨FXではよほど多額の資金を事前に準備して市場に参入しないかぎり、国内FXよりさらに希望の低い相場になりかねない状況といえるのです。

ただし、このハイレバレッジは使い方を間違えますと一瞬にして莫大な損失を招きかねない劇薬でもあるのです。

そこで海外仮想通貨FX業者には投入した資金以上に損失がでても一切追加の請求が行われない、いわゆる「ゼロカットシステム」と呼ばれる消費者保護の安全装置が実装されています。

万が一不測の事態で大損害を被ることになっても、投入した資金以上一切追加請求を受けないため国内業者を利用するよりもはるかに安全性が高くなるのです。

4倍のレバレッジと100倍、200倍のレバレッジを使った売買とではハイレバレッジのほうがはるかにリスキーな気がしますが、実際はゼロカットシステムが同時に実装されていることから「海外仮想通貨FX業者のほうがむしろ安全性は高い」ともいえるのです。

ハイレバレッジとゼロカットシステムをセットで提供してくれる海外仮想通貨FX業者は利用者視点で考えますと、十分に売買する価値をもったサービスであることがあらためてわかります。

 

トレンド相場を狙って、ハイレバレッジで資金を増やす!

仮想通貨FXは買いからでも売りからでも売買に参入することが可能です。

そういう意味では現物取引よりはるかに市場の状況にフレキシブルに対応できるのが大きな魅力となります。

したがって相場のトレンドをしっかりと把握し、ハイレバレッジを活かした取引ができれば法定通貨を利用したFXよりもはるかに短時間で大きな利益にありつくことができるようになるのです。

しかも土日も取引が可能となりますから、週明けの窓開けリスクといったものも存在しません。

相場のトレンドさえ間違えなければボラティリティの大きさを利用して、確実に利益を得ることがえきるようになるのです。

以前はそのボラティリティも極端に動いたことから、とてもではないですがレバレッジをかけて取引するような商品とは思えませんでした。

しかし、ボラティリティが落ち着いてきた今の相場状況では、逆にレバレッジをかけて取引するのにはもってこいの相場状況になってきているといえるのです。

ハイレバレッジをトレンド取引の中で見方につけることができれば、驚くほどの成果を発揮してくれることを忘れてはならない状況なのです。

 

まとめ

レバレッジをかけた証拠金取引というのは、うまく使えば現物取引よりもはるかに資金効率のいい売買を実現できることになります。

これは仮想通貨FXの世界でも同様でトレンドに乗った売買をすることができれば、短時間に爆発的な利益を確保することも夢ではないのです。

しかし当然想定していた方向と逆に動いた場合には損失も大きなものになります。

海外仮想通貨FX業者はハイレバレジとともに、まさかの時に損害額を投入資金以上請求しない有限責任の「ゼロカットシステム」を導入していますので、国内業者で取引するよりもはるかに安全な売買ができるのが魅力です。

ハイレバレッジは怖がり出したらキリがありませんが、実は有効利用することができればこれほど強い味方になってくれるものはないのです。

仮想通貨FXの取引を考えるにあたっては、このことをしっかりと正確に理解しておくことが重要です。