ビットコインの相場を2014年からCrypto GTのチャートで振り返ってみる

「Crypto GT」に実装されていますMT5のチャートを見ますと、2014年から現在に至るまでのビットコインの価格推移を確認することが可能となっています。

実はビットコインは2009年にスタートしていますから、このチャートには出てこないさらに価格の低迷した時期がそれなりにあったことも覚えておく必要があります。

ビットコイン最初のブロックが誕生したのが2009年1月3日

このチャートには表れていませんが、ビットコインで最初のブロックが誕生したのが2009年の1月3日になります。

これは「サトシ・ナカモト」なる人物がビットコインのホワイトペーパーを発表した2008年10月31日からほぼ2か月後のことになります。

その後同年の1月9日にビットコインバージョン0.1なるものがリリースされ、1月12日に初めてサトシ・ナカモトから当時ソフトウエアを開発していた人間にビットコインが送信され取引が開始されることになります。

ビットコインに初めて値がついたのもこの2009年の10月で、当時はマイニングに必要な電気料金から計算された日本円で「1BTC0.07円」が初値となったわけです。

このタイミングに大量に保有していたら今や確実に「億り人」になっていたはずです。

その後いろいろなことがビットコインには起きていますが、日本人の個人投資家にとって何と言っても忘れることができないのは2011年6月19日にマウントゴックス社がハッキング被害を受けたことでした。

当時ビットコインをはじめユーザー情報やパスワードが盗難されて取引は停止になり、ほかの取引所でも盗難が発生することとなり「1BTC1401円」の終値を付けたビットコインは、一旦バブル相場を終焉し価格が大幅に下がるという経験をすることになります。

2013年12月中国政府が金融機関によるビットコインの取引を禁止したことから、当時1BTC11万円程度まで上昇したビットコインは大きく下落することになります。

 

上下の振幅を経ながら2017年末にむけて大幅上昇

このチャートを見ますと極めて低い価格から2017年末にむけて大きく暴騰している形がわかります。

日々のザラ場の価格は結構上げては下げるという相場を繰り返すことになっており、一貫して上昇したようには見えますが、それなりに「山あり谷あり」の相場状況が続いたことがわかります。

日々の売買にもそれなりに利益機会が訪れているのがビットコイン相場なのです。

 

最大の高値は2017年末

気になるのはやはりこれまでの最高値ということになりますが「Crpto GT」で表示されるのは2017年12月の2,112,034円が最高値ということになりますが、実は取引所によっては250万を瞬間に超える価格も飛び出しており、取引所によって相当価格が異なることがわかります。

2017年はビットコインをはじめとする仮想通貨を国内で初めて法律内で規定した改正資金決済法等が4月1日に施行されたことから、個人投資家の取引数が非常に増えたことも大きなプラス材料となったことは確かです。

上昇と下落には様々な要因が重なることになるわけですが、一つ言えるのは確かに現物を安値で持っていて高くなるまで保有し続けるという方法がありますが、ある程度価格循環があることを利用して「仮想通貨FX」のような仕組みを利用する方法もあります。

利益が出たらそのたびにしっかり利食うことで、次のエントリーチャンスを探しても十分に取引する妙味があるということで、現物取引の「Buy &Hold」だけが唯一の取引手法ではないということがわかります。

また買いのみならず売りにもそれなりの利益機会があることは、過去5年余りの価格の高値と安値をチェックしてみますと理解することが可能です。

2019年はまだ半年以上残っていますので、ここからどうなるのかはまだまだよくわかりませんが、例年の相場の動きを見ていますとここからも利益機会はかなり訪れることが予想される状況です。